システム導入の8割近くが失敗するといわれております。
なぜ失敗するのでしょうか?
またどうすれば失敗しないのでしょうか?
ポイントの一つとして思うのは、システムを導入する側の心構えだと思います。
システムを導入することで売上を伸ばしたい、作業を効率化させたい、
経費を削減したい、など要求はさまざまです。
その要求に対しいかに取り組むかが問題となると思います。
よくあるケースとして、
社長はシステム導入したいと考えているが、社員全員にその考えはなく、
多くの社員は「めんどくさい」「忙しい」「関係ない」など、
システム導入に否定的あるいは非協力的だったりするケースです。
このような場合は、必ずと言っていいほど失敗します。
ましてやそもそも社長の思いと社員の行動に乖離があるのですから、
会社運営としても危ないような気がします。
逆に、
社長の判断に対し、社員皆さんが協力的でシステム導入する意識が高い場合は、
必ずと言っていいほど成功します。
またそのような会社は社内が明るく、団結力があり、会社も発展すると思います。
そして、システム導入は成功すれば必ずと言っていいほど成果がでます。
特に現時点でシステム化されていない部分は、効率化、セキュリティ、
コンプライアンスなどさまざまな良い効果が予想されます。
そのような結果に対し、なぜ取り組まないのでしょうか?
「もったいない」そう考えてしまいます。
システム導入は、会社全体の問題であり、会社運営の根幹にかかわる問題です。
したがって全社員で取り組まなければいけない問題です。
決してモノを買うような話と同列には扱うことができません。
当然、我々サービス事業者も、導入する側の思いや要求に
真摯にこたえなければなりません。
システム導入の成功のカギは、導入する側の意識と、サービス事業者が
協力しあい共同作業として取り組む必要があると思います。
目標に向かって一致団結はおおげさかもしれませんが、
そのような状況は必要かもしれません。